あいさつってどんなこと

 

あいさつできる子どもに育って欲しいなあと保護者のみなさんは思っておられると思います。

いつも元気にあいさつ出来る子もあればちょっと引っ込み思案な子どももいます。どうしたらいいんだろうと悩んでしまったりもしますね。

あいさつって人を意識して「ちょっと好意を持っているよ」「会えて嬉しいよ」時によっては「悪く思ってないよ」ということの表現です。

新入社員だと気持ちはあるのにきちんと挨拶できないと見た目でみられるから思い切って明るく挨拶しようねと伝えます。

子どもでは今は発達の途中なので、将来相手への気持ちがある、人としっかりと向かい合える、それを伝えられる人になってくれる、その元のところを育ててゆきたいです。

子どもによって性格も違うので表現の仕方も違います。小さいお子さんで人に会うとちょっとはにかんで隠れてしまう子もいます。好きな人に会うとニコニコするという子もいます。わざと避けてしまうような心配性な子どももいます。

ついつい「あいさつは」「さよならは」などと言いたくなってしまいますがまずは一緒にいる人が気持ちよく挨拶できるというのが大切。子どもたちはモデルがあるとやってみようかなと思うので周りの大人が人とどう関わっているのかが大切です。

も一つは一歩先に出ることができるということが大切です。誰でもやってみたことがないことはやれない、自信がないと勇気をもてません。ついつい引っ込み思案になってしまいます。自分でやれたらできた経験、人と仲良くやれたりできてよかったと思えた経験が一歩先にいってみようと、やってみようという意欲になります。

私たちの園では子どものやりたい気持ちを大切にしています。先生が用意する活動もありますが、何もかも大人が用意してあげたりやらせる指示をするというのは避けるようにしています。子ども達が自分で判断して決めて行動できるというのは「やってみよう」「なんでだろう」という自発性や探究心工夫する力の元になります。

自分から何かできた時、「よかったね」と共感してあげることが他のこともやってみようかなあという思いに繋がるでしょう。

まずは大人のわたしたちが気持ちよく挨拶してみる。意識してお互いにありがとうの言葉を伝えるなどちょっとした一歩を踏み出してみませんか。